【公式】CLUB LUXIS│シエリア京橋ザ・レジデンス｜関電不動産開発の新築分譲マンション

CLUB LUXIS FACILITY COLLECTION ラグジュアリー時間を訪れる

これからの都市生活に求めたいものとは何か?
躍動的に刺激的に生きること。日々心潤い安らぐ環境に抱かれること。
その両方を手に入れることは果たしてできるのだろうか。
都心ターミナル、JR「京橋」駅徒歩1 分。
全邸南向き、リバーフロントという恵まれた立地を得て誕生するレジデンス。
大阪都心とダイレクトに結ばれ、目前にOBP や大阪城公園の緑に恵まれるロケーション。
Axis＝都市軸と自然軸が交差する、Luxe＝贅沢なまでの日々を叶える暮らしを。
すべての常識を凌駕する、次代の「邸宅新機軸」へ。

ENCOUNTER 04 すし処広川で和の心に踊る。 Dancing in the Japanese spirit at Hirokawa

特別な夜は、所作が香る江戸前寿司
芸術といえる一貫を、心ゆくまで。

静かな路地を進み、暖簾をくぐると、凛とした空気に、肩の力がそっとほどけていく。
今夜は誕生日をひとり静かに祝うため、京橋の隠れ家「すし処広川」を訪れた。
一貫に宿る技へ身を委ね、この一年の自分をそっとねぎらうために。

凛としたやさしさに包まれて、
私が静かに整っていく。

京橋のにぎわいから少し離れた人通りの少ない路地に佇む、すし処広川。友人に誘われて初めて訪れたとき、「こんなところに」と驚いた記憶がある。お寿司は江戸前。大将は真摯な人柄で、すっと体に馴染むようなおいしさを差し出してくれる。その仕事ぶりは、食通たちが足繁く通う評判の高さにも表れているが、敷居は高くない。背筋が伸びるような緊張感を保ちながらも、過度に構えさせない穏やかな空気が流れている。ひとりで訪れても、ほどよい距離感の会話が緊張をほぐし、心の速度に寄り添うように私の呼吸がゆっくりと落ち着いていく。だから私は、誕生日をここで祝うことにした。ひとくちごとに「おいしい」とため息がこぼれるお寿司は、今の私にはなによりの贈りもの。ここは、私の穏やかな祝い方をそっと受け止めてくれる。

味わいも、会話も、間合いも
すべてが、まろやかに。

すし処広川は、ただお寿司を楽しむ場所ではない。コースは前菜に始まり、季節の小鉢、焼き物、酢の物へと展開する。たとえば、とうもろこしのすり流しに、醤油で炙った帆立を重ねたひと皿。火入れと温度のバランスまで緻密に計算された構成は、まるで上品な会話のように流れていく。艶やかなネタには、人肌のシャリがそっと寄り添う。赤酢は主張しすぎず、酢も米もブレンドで角を落とし、舌の上で静かにほどけていく。一貫ごとに微細な仕事が施され、口に運ぶたびに「次はどんな一貫だろう」と、胸が高鳴る。合わせるのは、大将が厳選した日本酒。盃も薩摩切子や天満切子など、一切の妥協はなく選ばれた逸品だ。そのきらめきを手にした瞬間から、お酒とお寿司がそっと対話を始める。その時間こそ、ここでいう「心ゆくまで」なのだと、来るたびに思う。

おいしさがそのまま
余韻へとつながっていく。

最初の一皿から最後の一貫まで、おいしさは途切れない。シャリが小ぶりなのは、最後までおいしく味わえるお腹にやさしい配慮からだ。ひとつずつ重ねるほどに魅力が立ち上がり、一貫ごとの存在感が際立つ。そのなかで今夜は、まぐろが格段においしい。新鮮さの奥にほどよい脂がのり、口に入れるとシャリがほぐれネタと融合する。手渡しの所作を間近に感じる演出も楽しい。魚の仕入れは地元市場を主軸に、各地の産直も織り交ぜる。そんな真摯さがコース全体の安定感を支え、そのまま余韻へとつながっていく。静かに、けれど確かに、この一年をねぎらうに足る十分すぎる夜だった。50m先には串揚げ広川がある。次はその店で、友人に祝ってもらおう。きっとすし処広川の哲学が息づくおいしさに、出会えるはずだ。

すし処広川

串揚げ広川

知る人ぞ知る京橋の隠れ家で。
記憶に残るおいしさを

大阪・京橋の路地にひっそりと佇む「すし処広川」は2011年の開店以来、評価の高まりが止まらない実力店。すし飯には、粘りや硬さなどのバランスに優れた米を選び、ネタは火の入れ方や塩加減といった基本を大切に、日々試行錯誤を重ねて本当においしい一貫を追求している。その味わいは、一度食べると忘れられず、自然ともう一貫を誘う。ネタが美しく映える黒塗りの皿や、料理の色彩を引き立てる小鉢など、器づかいもまた味の一部として、目でも楽しませてくれる。昼・夜ともに完全予約制で、カウンター10席の一斉スタート制（昼12:00／夜18:00、金は21:00の回もあり）。職人の所作や店主との会話も含めて、流れるようなテンポで食の時間が進んでいく。