これからの都市生活に求めたいものとは何か?
躍動的に刺激的に生きること。日々心潤い安らぐ環境に抱かれること。
その両方を手に入れることは果たしてできるのだろうか。
都心ターミナル、JR「京橋」駅徒歩1 分。
全邸南向き、リバーフロントという恵まれた立地を得て誕生するレジデンス。
大阪都心とダイレクトに結ばれ、目前にOBP や大阪城公園の緑に恵まれるロケーション。
Axis=都市軸と自然軸が交差する、Luxe=贅沢なまでの日々を叶える暮らしを。
すべての常識を凌駕する、次代の「邸宅新機軸」へ。
かつての栄華をたたえる庭園で
緑に癒され、心が澄み渡る。
万緑の香りを胸いっぱいに吸い込みたくて、旧藤田邸庭園へ。
一歩足を踏み入れると都会の喧騒がそっと遠のき、季節の気配が静かに息づく。
今日は、あふれる緑に身をゆだね、整った心で一日をはじめよう。
受け継がれた庭の品格に寄り添い
木漏れ日のなか、散策を愉しむ。
休日の朝、美しい緑を求めて私は都島区・網島町の旧藤田邸庭園を訪れた。このエリアは明治から昭和初期にかけて、藤田財閥の創始者・藤田伝三郎が築いた壮麗な本邸が広がっていた場所。現在は当時の庭園の一部が残され、大阪市指定名勝「旧藤田邸庭園」となっている。寺院を思わせる重厚な木の門をくぐると、古きよき時代の上質な気配がそっと私を包む。目の前に広がる築山・滝・流れを主軸とした意匠は、人工とは思えない起伏と奥行きを生み、豪壮な石組みが自然の力強さを映し出している。この重ねられた歴史の厚みと、一面の緑が奏でる静けさに包まれると、張りつめていた心をやわらかくほどいてくれる。やさしい木洩れ日に守られながら、しばし心を預けて散策を楽しもう。
深呼吸すると心がじんわりほどける
都会で出会う、森林浴のひととき。
水面のきらめきを眺めながら、かすかな水音に耳を澄ませていると、心がゆっくりと整っていくのを感じる。芝生の縁では、素敵な老夫婦が散策を楽しみ、ベンチでは女性たちが談笑している。私は深く息を吸い込み、緑の香りを確かめた。樹木が発する「フィトンチッド」と呼ばれる成分が、神経をそっとゆるめ呼吸を整えてくれる。それはまるで森林浴をしたかのように、静かに癒され、安らぎが胸の奥にじんわりと広がっていく。その心地よさのなかで、ふと季節の記憶がよみがえる。初夏の紫陽花に始まり、深い緑陰、紅葉、椿へと続くこの庭園は、移ろう季節のすべてを静かに語りかけてくれる。次の彩りがめぐる頃、私はきっとまたここを訪れるだろう。
庭園の余韻を胸に、名品に出会う
穏やかに流れる、ご褒美のひととき。
庭園で過ごしたひとときは、ただ癒されるだけでなく、心の奥まで豊かに満たしてくれた。帰りは、隣接する藤田美術館へ足を延ばす。所蔵する名品「曜変天目茶碗」をはじめ、国宝や重要文化財が静かに時を語る空間だ。展示を巡ったあとは、ロビーの一角にある「あみじま茶屋」へ。若手陶芸家の茶碗でいただく日本茶と、老舗の技を受け継いだ名物のお団子。静かな空間で味わう一服には、茶の文化がそっと息づいている。そして、もう少しだけ歩きたくなったら、「ザ・ガーデンオリエンタル大阪」に立ち寄ろう。旧大阪市公館が生まれ変わって誕生したその場所も、きっと今日という日をやさしく彩ってくれる。非日常に少しだけ身をゆだねる贅沢。新緑がその背中を、そっと押してくれているようだ。
歴史と美意識が息づく名園。
季節の彩りと静けさに包まれる、
都会のオアシス。
「旧藤田邸庭園(藤田邸跡公園)」は、近代大阪の発展を支えた藤田財閥の創始者・藤田伝三郎が、明治時代に築いた本邸の庭園跡を整備した都市公園。築山や石組み、滝や流れを巧みに配した本格的な回遊式日本庭園が広がり、大阪市の指定名勝にも選定されている。園内にはヤマザクラをはじめ、四季折々の草木が彩りを添え、春には梅や桃、桜が咲き誇る名所としても人気で、観光客はもちろん、地元の人々や京橋周辺で働く方々にも親しまれる。入園は無料。JR「大阪城北詰」駅や「京橋」駅からも徒歩圏内。大川沿いの桜宮公園からの散策コースとして訪れるのもおすすめ。
藤田邸跡公園 TEL.06-6912-0650【大阪市建設局鶴見緑地公園事務所】
- 開演時間:
- 10:00〜16:00
- 定 休 日:
- 年末年始(12/29~1/3)※施設の管理上臨時休園の場合あり
- 住 所:
- 〒534-0026 大阪府大阪市都島区網島町10
- 入園料:
- 無料