Think! Living Lab

新しい暮らし方、みんなで考えよう!

Think! Living Labは、
これからに求めたい暮らし、生活、住まいについて、
みんなで一緒に考え、取り組む活動です。

生活共創をコンセプトに関電不動産開発がお届けする
総戸数462戸の大規模マンションプロジェクト、始動。

カリスマ家政婦seaさんに
お話を伺いました。



━━家事代行サービスの経験がとても長いそうですね。


はい。20代前半から現在までハウスクリーニング、家事代行他社で主にお掃除を中心にサービスを提供してきました。
結婚したのは30代半ばだったので、「主婦の家事」より「仕事の家事」歴が長くて…
できることとできないことの差が大きいのが悩みです()
主婦としての家事経験を活かしたい!とタスカジさんのお仕事を始める方にお話を伺うと、
多少の得意不得意はあっても、みなさん家事全般をマルチにこなされていてすばらしいなぁ…とよく感じます。

2015年にタスカジに登録したあとで、整理収納のご依頼も受け始めました。
いろいろなご家庭を見てきた中で度々感じていた「片づけのしくみさえ整えば、お掃除ももっと楽になるのに…」
という部分に一歩踏み込んでお役に立つことができるのが嬉しかったですね。
これは「タスカジさん」という働き方じゃないとできないことでした。


━━整理収納のお仕事はタスカジ、というプラットフォームだからできた…?


そうですね。整理収納は、知識とか経験を活かして、依頼者さまとコミュニケーションを取りながら
お悩みの解決方法を考えていくサービスで、現場担当者の個性が大きく出るものなんですね。
なので、さまざまな判断や采配がまるごと委ねられている「タスカジさん」だからこそ可能なサービスだと思います。

…でも、よく考えたらお料理やお掃除も同じかもしれませんね。
どこを切っても同じ顔が出てくる金太郎飴みたいなサービスではなく、
現場に出る人の個性や特徴が存分に活かされるんです。
そこがマッチングプラットフォームのいいところだと感じています。


━━seaさんの整理収納にはどんな特徴が…?


片づけのことで家族の誰かが嫌な思いをする、させられる問題を解決したい、という思いが強くあります。
なので、お悩みやご希望をじっくりお聞きして、
依頼者さまとご家族が無理なく続けられる収納のしくみを考えるようにしています。

わたし自身、実家では「散らかしてると捨てるわよ!」といつも怒られているようなタイプだったので、
片づけるのが面倒くさい人の気持ちもよくわかります。
本に書いてあるような「正しいやり方」に合わせるんじゃなくて、
ご家族ひとりひとりの使いやすさを考慮して、「ものを捨てて減らす」だけではない、
いろいろな解決策を提案して…そのご家庭オリジナルの正解を見つけるサポートを心がけています。


━━講座ではどのようなお話をされるのですか?


片づけでやってしまいがちなミスや、うまく進めるための考え方を前半でお伝えします。
後半はモデルルームに移動して、
「限られた収納スペースを最大限に活かすための、収納家具や収納グッズの選び方」
「子育てのフェーズに合わせて進化させる、部屋全体の役割」
「お子様のベッドや学習机をいつどこに設置したらいいか」
といった具体的なアドバイスをお伝えしていきます。

ご参加くださった方の個別の質問にもできるだけお答えできればと思っています。


━━「カリスマ家政婦」と呼ばれることについてはいかがですか?


現場での主役は依頼者さまで、わたし自身は「縁の下の力持ち」みたいな存在でありたい、と思って
仕事をしているので、「カリスマ」と言われることに正直なところかなり戸惑いがあるのですが…。

ただ、こうして注目があつまることで、「家事が仕事になるんだ」と知っていただけて、
いろんな方々に眠っている家事力や仕事力が表にでるきっかけになるのだったらいいかなと思います。
そして少しでも皆さまのお役に立てればと思います。


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今回の講師:
sea(しー)家族の片づけコンサルタント

延べ 6000 件以上の家庭をサポートしてきた経験を持ち、
現在は人気の家事代行マッチングサービス「タスカジ」で、予約のとれない家政婦として活躍中。
「家を家族みんなの安全基地に」をモットーに、整理収納の依頼を受けている。
特に家族で共有できる片づけのしくみづくりが得意。
著書に『タスカジ sea さんの「リセッ ト 5 分の収納術」』(主婦と生活社)